KOS九州口腔健康科学センターは、単に歯の咀嚼の改善という見かけ上の歯科治療を考えるだけではなく、歯は中枢の臓器とした全身的視点によって、歯の真の健康達成のための情報発信を行なっています。
歯臓基礎概論

歯臓理論では、臓器としての歯の機能は、既存の歯学パラダイムに見られる外科的な視座だけでなく、内科的な視座の2つを加え、三つに大別する。歯が臓器であるという視点から、その機能を体系化したとき、きっと歯が人体に占める重要性、これからのさらなる可能性が認識されてくるが、まず、歯臓理論がどんな科学的なバックボーンを持つのか、理論に至るきっかけとなった、『生き生き老人研究プロジェクト』を通して、歯臓理論の体系を紹介する。
筋肉のコントロール
歯は体の内側の筋肉と外側の筋肉のコントロールをしている。体を動かす筋肉、骨格筋と、内臓を動かす筋肉、内臓筋の二つである。噛み合わせが悪いと、骨格筋が歪み、これによって、内臓筋にも歪みが生じる。その機序と結果的に起こる様々な多種多様な全身症状、さらにその症例を紹介する。
生命中枢機能のコントロール
現在、歯臓理論での最新の研究領域が、生命中枢システムをコントロールする機能である。歯髄中央の神経は、神経叢を形成している。さらに、よく発達した神経である歯根膜と歯茎の周りの血管があり、歯根膜に見られる神経は、皮膚のような組織に見られる神経とは異なり、非常に複雑で、網のような感覚受容器になっている。これらの神経組織を介して、食物の物質的な特徴を感知している。これには温冷だけでなく硬度の感知も含まれている。何かを食べる時、私たちは歯を感覚器として使っているのである。咀嚼によって発生した刺激は、このアンテナによって感知され、三叉神経に送られ、大脳皮質の体性感覚野に達する。このメカニズムは、我々の生命中枢機能に対して直接の影響を与えるため、非常に重要である。また、生命中枢機能は身体だけでなく、精神においても決定的に重要な意味を持っている。是非ご覧いただきたい。






